【妊娠中の食事のポイント①】
妊娠中は、おなかの赤ちゃんの成長や発達に影響する食事を選ぶことが大切です。妊娠中に必要な栄養素や、避けた方がよい食べ物や飲み物についてまとめました。
[妊娠中に意識して摂りたい栄養素]
妊娠中に特に意識して摂りたい栄養素はこの3つ!
・葉酸
・鉄分
・カルシウム
[葉酸]
神経管の先天異常の発症リスクを低下させる効果があるといわれています。妊娠前や妊娠初期に十分に摂取することが重要です。葉酸は緑黄色野菜や果物、納豆、レバーなどに多く含まれます。妊娠中は1日480㎍の摂取が推奨されています。
[鉄分]
赤血球の主成分であるヘモグロビンをつくるために必要な栄養素です。妊娠中は赤ちゃんにも鉄分が運ばれるため、貧血になりやすくなります。鉄分は牛肉、レバー、あさり、まぐろ、かつお、納豆、小松菜、ほうれん草、切り干し大根などに多く含まれます。鉄分の吸収を良くするには、ビタミンCも一緒に摂るとよいです。妊娠中は1日16mgの摂取が推奨されています。
[カルシウム]
赤ちゃんの骨や歯をつくるために必要な栄養素です。妊娠中は通常時と同じ量でよいですが、日本人は慢性的にカルシウム不足といわれているため、1日650mgの摂取を心がけましょう。カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品、大豆製品、小魚、小松菜などに多く含まれます。
これらの栄養素を普段の食事から積極的に取り入れていきましょう。また、サプリメントなどで補うのも効果的です。